一光、天童の老舗、栄春堂謹製の高級駒となります。 初代一光は名工で知られる明石喜夫でございますが、こちらは二代目一光、森谷博の手による物と存じます。 先代を凌ぐ、荒々しくも精緻なその彫りは、駒の聖地天童においても軍を抜いております。 私の売却履歴に同じく一光の駒がございますが、銘、木地、彫りの具合から見て取れますように、こちらは幾分かグレードの高い駒となります。 研ぎ澄まされた印刀から生まれる力強い深彫は、研鑽の境地。 命を吹き込まれた駒は、まさに戦うための道具にございます。 二代目一光、森谷博の全盛期の作と謳って問題ないかと存じます。 木地は経年により完全乾燥した薩摩黄楊古木でございます。 王将の厚みは9mm。 本榧盤にて試し打ち致しましたが、指し味は格別でございました。 余り歩は一枚。 練達の名工による手彫り、薩摩黄楊を使った本物の駒で将棋を楽しみたい方にお勧め致します。 なるべくアップの画像を載せましたので、彫り共々ご確認頂ければと存じます。 未使用品ではございますが、保管中の汚れや、黄楊由来による油の滲み出しがございましたので、やや傷や汚れありと致しましたと共に、お値段も少し割り引かせて頂きました。 駒が傷付かないように緩衝材で梱包し、宅急便コンパクトにて発送致します。 ※平箱は撮影用のため付属致しませんので、ご了承頂ければと存じます