ご存じ、コアロハはハワイの３大ウクレレメーカーの一つ。
1994年に創業者アルヴィン・オカミが、旧知の仲だったオータ・サンからディスプレー用のミニウクレレを製造を依頼され翌年に納品し、それが大きな評判を呼んだことにより本格的なウクレレの製作に着手したのが同年（1995年）です。

今回出品しましたコアロハのウクレレは、 創業の翌年の1996年５月に製造されたコンサートになり、最初期型の形状を現している超レアなウクレレになります。
現行とロゴが違うのはお分かりと思いますが、ヘッドの形、サウンドホールも真円型、ブレイシングも一般的なタイプを用いていました。そして、ナットとサドルはエボニー材が使用されています。しかし伝統の13フレットジョイントのネックは、既に創業時から用いられていました。
特筆すべきはボディの構造です。現行品は表面、裏面、側面とも材料の節約のためブックマッチになっていますが、このウクレレは全て繋ぎ目の無いハワイアン・コアの単板が使用されています。もちろん、ネック、指板、ブリッジもハワイアン・コア製です。
本品のドイツ・SCHALLER社製のペグは、フリクション式ながら微調整もし易い使用している弦は、現行のコアロハがフロロカーボン製を採用しているのに対し、このウクレレにはダダリオのブラックナイロンが一番合っていると感じました。（色々と、試しました。）
全体的は色合いですが、写真より現品の方がもう少し暗い印象です。
付属品として、当時物かどうかは分かりかねますが、形状がピッタリ合致しているハードケース（何と鍵付き！）、新品時に付属していたハワイアン・コア製のカード（超貴重！）、及び前述しましたダダリオのブラックナイロン弦を３セットお付け致します。
発送はハードケースに入れた後、プチプチをグルグル巻きにして宅急便で送ります。
なお、個人出品によるオークションであるため、ノークレーム、ノーリターンでお願いします。